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創業融資の面談で聞かれること

この記事の結論
  • 創業融資の面談は「創業計画書に書いた内容を、自分の言葉で説明できるか」を確認する場であり、書類審査の延長線上にある
  • 持参書類の代表格は創業計画書の控え・本人確認書類・預金通帳の原本だが、面談時間や具体的な質問リストは公式サイトに明記がなく複数の解説サイトの記載が一致している段階(一次確認は未了)
  • 融資限度額7,200万円・金利は特別利率A・返済期間は設備20年以内/運転10年以内という制度の骨格は公式サイトで確認できた
この記事の内容
  1. 結論:面談は創業計画書の「説明会」だと考える
  2. 緊張しすぎなくていい理由
  3. 新規開業・スタートアップ支援資金の制度の骨格
  4. 創業計画書の8項目と、面談で深掘りされやすい観点
  5. 当日に持っていくもの
  6. 面談でやってはいけない受け答え
  7. 面談前日までにやっておくこと
  8. 次にやること

この記事は、日本政策金融公庫の創業融資に申し込み、面談の日程が決まった方に向けて書いています。 結論から言うと、面談は「創業計画書に書いた内容を、担当者の前で自分の言葉で説明できるか」を確認する場です。書類に書いていない新しい審査基準が突然出てくるわけではなく、事前に提出した創業計画書の8つの項目に沿って、深掘りする質問が来ると考えておけば準備の的が絞れます。

こんな状態ではありませんか
  • 面談で何を聞かれるのか分からず、当日が近づくほど不安になっている
  • 創業計画書は出したが、口頭で聞かれたときにうまく答えられるか自信がない
  • 何を持っていけばいいのか、公式サイトを見てもいまひとつ分からない

結論:面談は創業計画書の「説明会」だと考える

日本政策金融公庫の創業融資は、申込書類の提出だけでは完結せず、担当者との面談を経て可否が判断されます。公式サイトが配布している創業計画書の様式には「この書類は、ご面談にかかる時間を短縮するために利用させていただきます」という一文があり、面談は創業計画書を土台にして進むことが分かります(日本政策金融公庫「創業計画書」記入例PDF、2026年9月1日確認)。

つまり、面談で聞かれる内容の多くは、創業計画書に書いた8つの項目(創業の動機、経営者の略歴等、取扱商品・サービス、取引先・取引関係等、従業員、お借入の状況、必要な資金と調達方法、事業の見通し)を、口頭でもう一段具体的に説明し直す作業です。新しい質問が飛んでくるというより、「書いたことの裏付け」を聞かれると考えると、準備の焦点が定まります。

緊張しすぎなくていい理由

ここが要点

面談で聞かれることの多くは「あなたの事業を落とすための質問」ではなく、「返済できる計画かどうかを一緒に確認するための質問」です。答えに詰まったからといって、その場で不合格が決まるわけではありません。

創業前は誰でも実績が少なく、数字の根拠を聞かれて即答できない部分があるのは自然なことです。分からないことは「分かりません、確認して後日回答します」と正直に伝えるほうが、その場で数字をごまかすより印象を損ないません。心身に不調が出るほど不安が強い場合は、この記事の情報より先に、医師や産業医への相談を優先してください。

新規開業・スタートアップ支援資金の制度の骨格

面談の中身に入る前に、対象となる制度の骨格を確認しておきます。日本政策金融公庫「新規開業・スタートアップ支援資金(中小企業経営力強化関連)」の公式ページには、以下が明記されています(2026年9月1日確認)。

項目 内容
融資限度額 7,200万円(公式サイトで確認)
金利 特別利率A(公式サイトで確認。具体的な料率は時期により変動するため、申込時に最寄り支店へ確認が必要)
返済期間 設備資金:20年以内(うち据置期間5年以内)/運転資金:10年以内(うち据置期間5年以内)(公式サイトで確認)
自己資金の要件 公式ページに自己資金に関する具体的な記載なし(2026年9月1日確認)
対象者 新たに事業を始める方、または事業開始後おおむね7年以内の方。かつ「中小企業の会計に関する基本要領」または「中小企業の会計に関する指針」を適用(予定含む)し、中小企業等経営強化法に定める認定経営革新等支援機関による指導・助言を受けている方(公式サイトで確認)

自己資金について公式ページに具体的な記載がないことは事実として書いていますが、これは「自己資金を見られない」という意味ではありません。自己資金の額や貯め方は、創業計画書の「必要な資金と調達方法」の項目で必ず記入する欄があり、面談でも聞かれやすい観点です。

なお、この制度(中小企業経営力強化関連)は、税理士や商工会議所などの認定経営革新等支援機関から指導・助言を受けて創業計画書を作成していることが利用条件になっています。まだ支援機関のサポートを受けていない場合は、面談日程が決まる前の段階で確認しておく必要があります(公式サイトで確認)。

創業計画書の8項目と、面談で深掘りされやすい観点

創業計画書の様式が8項目で構成されていることは公式PDFのタイトル・見出し構成として確認できました(日本政策金融公庫「創業計画書」記入例PDF、2026年9月1日確認)。それぞれの項目で面談ではどのような点を深掘りされやすいかについては、日本政策金融公庫の公式サイト(新規開業・スタートアップ支援資金のページ、創業サポートページ)と創業計画書PDFを確認しましたが、質問観点を一覧化した記載は見当たりませんでした。以下は、複数の創業融資支援サイトの解説記事で記載が一致している内容を整理したものです(公式には一覧化された記載なし、2026年9月1日確認)。

創業計画書の項目 面談で深掘りされやすい観点(公式には一覧化された記載がなく、複数の解説サイトの記載が一致)
創業の動機 なぜこの事業・このタイミングで始めようと思ったか
経営者の略歴等 これまでの職歴・実務経験が、事業のどこに活きるか
取扱商品・サービス 商品やサービスの強み、価格を決めた根拠
取引先・取引関係等 販売先・仕入先の見込みがどこまで固まっているか
従業員 開業時・将来的な雇用予定人数と体制
お借入の状況 住宅ローンなど個人の既存借入の有無
必要な資金と調達方法 自己資金の出どころ、自己資金以外の調達手段の有無
事業の見通し(月平均) 売上・利益の数字をどう見積もったか、その根拠
ここが要点

表の右側は「よく聞かれる観点」として複数の情報源が一致していますが、担当者や案件によって聞き方は変わります。表をそのまま暗記するより、8項目それぞれについて「なぜその数字・その選択にしたか」を自分の言葉で説明できる状態にしておくことのほうが重要です。

当日に持っていくもの

面談当日に持参する書類として、複数の解説サイトで記載が一致しているものは次の通りです。日本政策金融公庫の公式サイト(新規開業・スタートアップ支援資金のページ、創業サポートページ)を確認しましたが、持ち物を一覧化したページには到達できませんでした(2026年9月1日確認)。

持ち物 用途(推定。公式には一覧化された記載がなく、複数の解説サイトの記載が一致)
創業計画書の控え 事前に提出した内容を面談時にも手元で確認するため
本人確認書類(原本) 運転免許証・マイナンバーカードなど顔写真付きのもの
預金通帳の原本 自己資金の入出金履歴を確認するため
許認可証(写しまたは原本) 飲食業・美容業など許認可が必要な業種の場合
見積書・契約書類 設備投資や物件の賃貸借契約がある場合、資金使途の裏付けとして

確実に必要な持ち物は、申込後に日本政策金融公庫から届く案内(面談日時の通知)に明記されます。この記事の一覧はあくまで事前の心づもりとして使い、実際の持ち物は届いた案内の記載を優先してください。

面談でやってはいけない受け答え

  • 創業計画書に書いた数字と、口頭で説明する数字が食い違う(根拠を聞かれたら、計画書のどの数字の話かを揃えてから答える)
  • 分からないことをその場で取り繕う(先述の通り、正直に「確認して回答する」と伝えるほうが印象を損ないません)
  • 自己資金の出どころを曖昧にする(贈与・借入がある場合は、その旨を隠さず説明する)
  • 事業の見通しを「なんとなく」で答える(根拠となる客数・単価・稼働日数などの内訳を用意しておく)

面談前日までにやっておくこと

創業計画書の控えを見返し、8項目それぞれについて「なぜその数字・その選択にしたか」を1〜2文で説明できるようにしておくと、当日の受け答えが安定します。特に「必要な資金と調達方法」と「事業の見通し」は、返済能力に直結する部分として聞かれやすい観点だと複数の解説サイトが指摘しています(公式サイトに同様の指摘は見当たらず)。この2項目だけは、暗記ではなく自分で計算し直しておくことをおすすめします。

次にやること

まず、提出済みの創業計画書の控えを開き、8項目それぞれに「なぜ」を1行ずつ書き足してください。 その上で、届いている面談案内に記載された持ち物を確認し、不足があれば面談日までに揃えてください。それだけで、面談当日に数字の根拠を聞かれても、慌てずに自分の言葉で答えられる状態に近づきます。


※本記事は2026年9月時点の調査に基づく情報整理です。融資限度額・金利体系・返済期間・対象者の条件は日本政策金融公庫の公式サイトで確認済みです(自己資金の要件については、公式ページに具体的な記載が無いことを確認しています)。具体的な持ち物一覧、面談での質問観点については、公式サイト・創業計画書PDFを確認しましたが一覧化した記載が見当たらなかったため、複数の解説サイトの記載が一致している内容として整理し、タグを付けています。個別の審査基準・持ち物については、必ず日本政策金融公庫からの案内をご確認ください。

出典 - 日本政策金融公庫「新規開業・スタートアップ支援資金(中小企業経営力強化関連)」 https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/64.html(2026年9月1日確認) - 日本政策金融公庫「創業計画書」記入例PDF https://www.jfc.go.jp/n/service/pdf/kaigyourei04_220401f.pdf(2026年9月1日、書式の実在と「面談にかかる時間を短縮するために利用させていただきます」という文言を確認。8項目の詳細な深掘り観点は本PDF単体からは読み取れず、以下の解説記事の記載と合わせて整理) - 日本政策金融公庫 創業サポートページ https://www.jfc.go.jp/n/finance/sougyou/index.html(2026年9月1日確認) - 創業融資ガイド「日本政策金融公庫の面談内容と質問内容を解説」(株式会社SoLabo監修) https://jfc-guide.com/financing-guide/109/(2026年9月1日、ページの実在と質問観点の記載を確認。公式サイトには同内容の一覧化された記載がないため、本記事ではとして参照) - マネーフォワード クラウド会社設立「日本政策金融公庫の面談ガイド|質問例・必要書類・準備について解説」(税理士・CFP監修) https://biz.moneyforward.com/establish/basic/77195/(2026年9月1日、ページの実在と持参書類の記載を確認。公式サイトには同内容の一覧化された記載がないため、本記事ではとして参照)

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