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ファクタリング手数料の相場

この記事の結論
  • 2社間ファクタリングの手数料相場は8〜20%程度、3社間は1〜9%程度とされることが多い(複数の比較情報が一致・一次確認は未了)
  • 差が生まれる理由は「取引先が関与するかどうか」で、ファクタリング会社が負う回収リスクの大きさが変わるため
  • 相場の数字そのものより、償還請求権の有無と追加費用の見積書での明記のほうが資金繰りへの影響は大きい
この記事の内容
  1. 結論:相場は2社間8〜20%・3社間1〜9%(一次情報なし)、差は取引先の関与の有無
  2. まず、手数料が高いと感じたことは間違った感覚ではない
  3. 2社間と3社間の仕組みの違い
  4. 比較表:手数料相場・入金スピード・取引先への通知
  5. なぜ手数料に差が出るのか
  6. 相場より先に確認すべき2つのこと
  7. 手数料を相場に近づけるためにできること
  8. 実体験:管理部門を統括する立場から見た手数料の重み
  9. 次にやること

この記事は、ファクタリングを検討していて「手数料の相場がいくらなのか」「なぜ業者や契約形態によって数字がバラバラなのか」が分からず不安な小規模事業者・一人社長に向けて書いています。 結論から言うと、ファクタリングの手数料相場は契約形態によって大きく分かれ、2社間は8〜20%程度、3社間は1〜9%程度という数字が複数の解説記事で共通して見られます(金融庁・中小企業庁の公式資料には契約形態別の手数料相場を示す統計はありません)。差が生まれる理由は、取引先(売掛先)がその契約に関与するかどうかにあります。

こんな状態ではありませんか
  • ファクタリングの見積もりを取ったら想定より手数料が高く、相場と比べて妥当なのか分からない
  • 「2社間」「3社間」の違いがよく分からないまま話が進みそうで不安
  • 手数料の数字だけを見て契約していいのか判断できない

結論:相場は2社間8〜20%・3社間1〜9%(一次情報なし)、差は取引先の関与の有無

ファクタリングの手数料相場は、複数の解説記事を確認する限り、2社間ファクタリングで8〜20%程度、3社間ファクタリングで1〜9%程度という数字が共通して見られます。同じ売掛金を現金化するだけなのに、なぜここまで幅が出るのか。理由は単純で、取引先(売掛先)がその契約を知っているかどうかが、ファクタリング会社にとってのリスクの大きさを変えるためです。

この数字はあくまで複数の解説記事の記載が一致している範囲の目安です。金融庁「ファクタリングの利用に関する注意喚起」、中小企業庁の公表資料のいずれにも、契約形態(2社間・3社間)ごとの手数料相場を示す数値の記載はありませんでした(2026年8月確認)。個別の見積もりでは、業者ごと・売掛先の信用力ごとにこの範囲から外れることもあります。

まず、手数料が高いと感じたことは間違った感覚ではない

ここが要点

見積もりの数字を見て「思ったより高い」と感じたなら、それは的外れな感覚ではありません。2社間ファクタリングの手数料は、他の資金調達手段と比べて割高になりやすい構造があるためです。安さだけを求めて選ぶ場面ではなく、「今回はなぜこの水準なのか」を理解した上で使うかどうかを決める場面だと考えてください。

心身に不調が出るほど資金繰りに追い詰められている場合は、この記事の情報より先に、医師や産業医への相談を優先してください。ここから先は、手数料という手段の中身の整理です。

2社間と3社間の仕組みの違い

ファクタリングは、まだ入金されていない売掛金(請求書)をファクタリング会社に買い取ってもらい、早期に現金化する仕組みです。融資ではなく「債権の譲渡」であるため、借入とは法的な性質が異なります(民法466条:債権の譲渡性。「債権は、譲り渡すことができる。ただし、その性質がこれを許さないときは、この限りでない」)。この債権譲渡の当事者の数によって、2社間・3社間という区分が生まれます。

  • 2社間ファクタリング:自社とファクタリング会社の2者間だけで契約する。取引先には知られずに現金化できる代わりに、ファクタリング会社は取引先の信用力を直接確認できないため、手数料は高くなりやすい
  • 3社間ファクタリング:取引先も契約に加わり、支払いを取引先からファクタリング会社へ直接行う形にする。ファクタリング会社は取引先の信用力を確認できるため、手数料は下がりやすい代わりに、取引先に利用が伝わる

どちらを選ぶかは、手数料の安さだけでなく「取引先に知られてよいかどうか」という関係性の問題も絡みます。

比較表:手数料相場・入金スピード・取引先への通知

項目 2社間ファクタリング 3社間ファクタリング
手数料相場 8%〜20%程度 1%〜9%程度
取引先への通知 不要(知られない) 必要(取引先の承諾が前提)
入金スピード 最短即日〜数日が中心 数日〜2週間程度が中心
ファクタリング会社が見る信用力 主に自社(利用者)の状況 主に取引先(売掛先)の状況
向いているケース 取引先に知られたくない・急いでいる 手数料を抑えたい・取引先の理解を得られる

※2026年8月時点の調査。手数料・入金スピードの数字は複数の解説記事の記載が一致する範囲の目安です。金融庁「ファクタリングの利用に関する注意喚起」(https://www.fsa.go.jp/user/factoring.html)と中小企業庁の公表資料を確認しましたが、契約形態別の手数料相場や入金スピードを示す統計は見当たりませんでした(2026年8月確認)。

なぜ手数料に差が出るのか

手数料の差は、突き詰めるとファクタリング会社が負う「回収できないリスク」の大きさの差です。

2社間ファクタリングでは、取引先が契約の存在を知らないため、売掛金の支払いは一度利用者(自社)を経由してからファクタリング会社に渡ることになります。この間に利用者側でお金が使い込まれてしまうリスクや、取引先の経営状況をファクタリング会社が直接確認できないリスクを、ファクタリング会社が単独で抱えることになります。手数料が高いのは、このリスクを織り込んだ結果と複数の解説記事で説明されています。なお、この理屈自体を金融庁・中小企業庁が公式に説明した資料は見当たりませんでした。

3社間ファクタリングでは、取引先が支払いを直接ファクタリング会社に行うため、利用者を経由する過程が無くなり、ファクタリング会社は取引先の信用力を見て判断できます。リスクが下がる分、手数料も下がりやすくなります。

ここが要点

「2社間は高い・3社間は安い」というより、「取引先の信用をファクタリング会社が直接確認できるかどうか」の差だと理解しておくと、見積もりの数字に納得しやすくなります。

相場より先に確認すべき2つのこと

相場の範囲内に収まっているかどうかより、次の2点のほうが資金繰りへの影響は大きいです。

  • 償還請求権の有無:売掛先が倒産するなどして回収できなかった場合に、ファクタリング会社が利用者に返済を求められる権利があるかどうか。「償還請求権なし(ノンリコース)」でなければ、実質的に借入と同じリスクを負うことになります
  • 見積書に記載のない追加費用の有無:契約書作成費用・登記費用・振込手数料などが手数料とは別に発生する業者もあると複数の解説記事に書かれています。ただしこれは業者ごとに異なる実務であり、金融庁・中小企業庁の公式資料に統一的な記載は見当たりませんでした。総支払額が「手数料の相場に収まっているか」ではなく、「最終的に手元にいくら残るか」で比較してください

相場の数字だけを見て安いと思っても、これらが上乗せされれば実質的な負担は相場を超えることがあります。契約前に見積書の内訳を1行ずつ確認してください。

手数料を相場に近づけるためにできること

  • 可能であれば3社間ファクタリングを検討する(取引先の合意が必要なため、関係性次第)
  • 複数社から見積もりを取り、同じ売掛金・同じ条件で比較する
  • 売掛先の信用力が高い(大手企業・官公庁など)ことを伝えられる場合は、審査時に明示する
  • 手数料の「上限」を公式に明記している業者を選ぶ(下限だけを見て申し込むと、実際の料率が相場の上限に近くなっても比較のしようがないため)

いずれも、相場そのものを動かす方法ではなく、自分の条件が相場のどのあたりに収まるかを事前に把握するための手段です。

実体験:管理部門を統括する立場から見た手数料の重み

私の場合

正直に書きます。私自身がファクタリングを利用者として使った経験はありません。前職では執行役員として管理部門を統括する立場にいたため、この記事は「利用者として体験した」視点ではなく、「支払いを実行する側・資金繰りの数字を見る側」として見てきた事実に基づいて書いています。

社内で資金調達手段を検討する際、手数料の「相場」という言葉だけで判断すると、後から追加費用が見つかって想定より手元に残る金額が少なかった、という場面を見たことがあります。相場の範囲に収まっているかより、見積書の総額を先に確定させる順番のほうが、資金繰りの計画は狂いにくいというのが、管理部門側から見ていた実感です。

次にやること

まず、今回取得した見積書の内訳を1行ずつ書き出し、「手数料」以外に発生する費用が無いかを確認してください。 その上で、償還請求権なし(ノンリコース)と契約書に明記されているかを確認し、可能であれば2社以上の見積もりを同じ条件で比較してください。相場の数字を覚えるより、この2点を先に押さえるほうが、資金繰りの見通しは立てやすくなります。

ラボル


※本記事は2026年8月時点の調査に基づく情報整理です。ファクタリングの手数料相場・入金スピードなどタグを付けた数字は、金融庁「ファクタリングの利用に関する注意喚起」および中小企業庁の公表資料を確認した上で、契約形態別の統計が見当たらなかったため、複数の解説記事に共通する目安として記載しています。個別の契約判断については、各社公式ページと契約書の内容をご自身でご確認ください。

出典 - 民法466条(債権の譲渡性): e-Gov法令検索 https://laws.e-gov.go.jp/law/129AC0000000089 (2026年8月確認) - 金融庁「ファクタリングの利用に関する注意喚起」https://www.fsa.go.jp/user/factoring.html (手数料の高さへの注意喚起はあるが、契約形態別の相場を示す数値の記載は無いことを2026年8月に確認) - ラボルの手数料(一律10%・1万円〜)は公式サイトで確認: https://labol.co.jp/lp/factoring (2026年8月確認) - 2社間8〜20%・3社間1〜9%の相場、入金スピードの目安、追加費用の実態は、公式資料が見当たらず複数の解説記事の記載に基づく(一次情報なし)

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執行役員として、会社の管理部門を統括していました

執行役員として6年、会社の管理部門を統括する立場にいました。資金繰りの意思決定を経営の側から見てきた経験をもとに書いています。このサイトで紹介するのは手数料の上限を公式に明記している業者だけです。「審査なし」「誰でも通る」を売りにする業者は、載せません。

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