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ファクタリングおすすめ3選

この記事の結論
  • ファクタリングは業者ごとに手数料の下限だけを大きく出し、上限を隠す例が多いため「上限を明記しているか」で絞ることが最初のフィルターになる
  • 上限を公式に明記しているのはラボル(一律10%)とOLTA(2〜9%)の2社で、QuQuMoは公式サイトに手数料の具体的な率の記載がない(2026年9月1日に各社公式を一次確認)
  • 手数料と同じくらい重要なのが「償還請求権なし(ノンリコース)」かどうかで、これが無いと売掛先が倒れたときに自分が返済義務を負う
この記事の内容
  1. 結論:「上限を明記しているか」で最初に絞る
  2. まず、資金繰りに詰まっていること自体は責められることではない
  3. ファクタリングとは何か
  4. 比較表:3社の手数料・入金スピード・対応範囲
  5. なぜ「手数料の上限」を見るべきなのか
  6. 3社それぞれの特徴
  7. 手数料より先に確認すべき「償還請求権」の有無
  8. こういう業者は避ける
  9. 実体験:管理部門を統括する立場から見た資金繰りの現場
  10. 次にやること

この記事は、数日後に支払いが控えているのに入金が間に合わない、一人社長・小規模事業者に向けて書いています。 結論から言うと、ファクタリング会社を選ぶときに最初に見るべきは「手数料が安いかどうか」ではなく「手数料の上限を公式に明記しているかどうか」です。下限の数字だけを大きく出して上限を隠す業者が少なくないためです。

こんな状態ではありませんか
  • 数日後の支払いに資金が足りず、今すぐ現金化できる手段を探している
  • ファクタリング会社が多すぎて、どこで選べばいいか分からない
  • 「手数料が高い業者に当たったらどうしよう」という不安がある

結論:「上限を明記しているか」で最初に絞る

ファクタリングの手数料は、業者の広告で「2%〜」のように下限だけが大きく表示されることが多く、実際に自分が適用される料率は個別審査が終わるまで分かりません。だからこそ、公式に「上限は何%まで」という数字を出している業者かどうかが、最初の絞り込みとして機能します。上限を出していない業者は、審査後に想定より高い料率を提示されても比較のしようがないためです。

今回は、手数料の上限が公式サイトで確認できた2社(ラボル・OLTA)に、条件面で特徴のあるQuQuMoを加えた3社を並べます。運営会社名・所在地、ラボルの手数料・最短入金時間・最低利用額、OLTAの手数料・入金スピード・利用金額の上限下限、QuQuMoの最短入金時間・金額上限は、各社公式サイトで直接確認しました(2026年8月31日および9月1日)。なおQuQuMoの手数料は、公式サイトに具体的な率の記載がなく(「業界トップクラスの低コスト」という表現のみ)、率は審査後の見積もりで提示される方式です。この記事の基準である「上限の明記」を満たすのはラボルとOLTAの2社になります。

まず、資金繰りに詰まっていること自体は責められることではない

ここが要点

「なぜもっと早く動かなかったのか」と自分を責める必要はありません。入金サイトが長い取引先に合わせて事業を回している限り、資金繰りが一時的に苦しくなる場面は誰にでも起こります。 これは経営の能力の問題というより、キャッシュフローの構造上の問題であることが多いです。

心身に不調が出るほど追い詰められている場合は、この記事の情報より先に、医師や産業医への相談を優先してください。ここから先は、手段としてのファクタリングの整理です。

ファクタリングとは何か

ファクタリングとは、まだ入金されていない売掛金(請求書)を、ファクタリング会社に買い取ってもらうことで早期に現金化する仕組みです。融資ではなく「債権の譲渡」であるため、借入とは法的な性質が異なります(民法466条:債権の譲渡性)。

  • 2社間ファクタリング:自社とファクタリング会社の2者間で契約する。取引先には知られない代わりに、手数料は3社間より高くなりやすい
  • 3社間ファクタリング:取引先の合意も得て契約する。手数料は下がりやすいが、取引先に利用が伝わる

今回紹介する3社は、いずれも取引先に知られない2社間タイプを主に扱っています。

比較表:3社の手数料・入金スピード・対応範囲

項目 ラボル OLTA(オルタ) QuQuMo(ククモ)
手数料 一律10%(公式サイトで確認) 2%〜9%(公式サイトで確認) 公式サイトに具体的な率の記載なし。審査後の見積もりで提示(2026年9月1日確認)
上限の明記 一律のため上限=下限 9%を上限として明記 なし(「業界トップクラスの低コスト」の表現のみ)
最短入金 最短30分(公式サイトで確認) 見積回答は最短24時間以内、契約後は即日〜翌営業日に振込(公式サイトで確認) 最短2時間(公式サイトで確認:「申込から入金まで最速2時間」)
最低利用額 1万円から(公式サイトで確認) 上限・下限なし(公式サイトに「買取金額に上限も下限も設定していません」と明記) 下限の記載なし。上限は「金額上限なし」と公式サイトに明記(2026年8月31日確認)
主な対応 2社間(個人事業主・フリーランス中心) 2社間(オンライン完結) 2社間(オンライン完結)
運営会社 株式会社ラボル(東京都渋谷区道玄坂1-20-8、設立2021年12月1日。公式サイトで確認) OLTA株式会社(東京都港区赤坂1-12-32。公式サイトで確認) 株式会社アクティブサポート(東京都豊島区南池袋2-13-10、資本金1,000万円。公式サイトで確認)

※各社公式サイト(labol.co.jp、olta.co.jp、ququmo.com)で運営者が直接確認しました(2026年8月31日および9月1日)。QuQuMoは公式サイトに手数料の具体的な率(下限・上限とも)の記載がないことを2026年9月1日に確認済みです。比較サイトには「1%〜14.8%」等の記載がありますが、公式の一次情報ではないため本記事では採用していません。

なぜ「手数料の上限」を見るべきなのか

手数料の下限だけを見て申し込むと、実際の審査で「あなたの場合は上限に近い料率になります」と言われても、それが業界的に高いのか妥当なのか判断できません。上限をあらかじめ公式に出している業者は、最悪のケースでもいくらまでかを事前に計算できるという点で、資金繰りの見通しを立てやすくなります。

このサイトでは、手数料の上限を明記していない業者や、「審査なし」「誰でも通る」を売りにする業者は紹介しません(選定基準の詳細は運営者の判断基準による)。ファクタリングは融資ではないため貸金業法の総量規制を受けませんが、そのぶん料率の妥当性は業者ごとの開示姿勢に委ねられているためです。

3社それぞれの特徴

ラボルは、手数料が一律買取額の10%のみで、振込手数料などの他の費用がかからない料率のシンプルさが特徴です(公式サイトで確認)。上限と下限の差がないため、事前に手数料額を正確に計算できます。「1万円〜必要な金額のみ調達可能」と公式サイトに明記されており、少額の支払いに困っている個人事業主・フリーランス向けです(公式サイトで確認)。最短30分で入金という点も公式サイトのトップページで確認しました。運営会社は株式会社ラボルで、株式会社セレスが2021年12月に設立した子会社です。2025年9月には外部の投資家7社を引受先とする、エクイティ約10億円・デット約22億円(総額約32億円)の資金調達を実施しており、現在は複数の株主で構成されています(株式会社セレスのプレスリリース、2025年9月18日付)。

OLTA(オルタ)は、手続きがすべてオンラインで完結し、対面での面談が不要な点が特徴です(公式サイトで確認)。手数料は2%〜9%と公式サイトに明記されており、下限は3社間ファクタリング並みの水準まで下がる可能性があります(公式サイトで確認)。買取金額に上限も下限も設定していないと公式サイトに明記されており、金額の大小にかかわらず利用しやすい設計です(公式サイトで確認)。入金スピードについては、必要書類が揃ってからの見積もり回答が最短24時間(1営業日)以内で、契約が成立した後の実際の入金は即日〜翌営業日とされています(公式サイトで確認)。運営会社はOLTA株式会社(東京都港区赤坂1-12-32)で、これは公式サイトで確認しました。

QuQuMo(ククモ)は、公式サイトに手数料の具体的な率の記載がありません(2026年9月1日確認。「業界トップクラスの低コスト」という表現のみで、率は審査後の見積もりで提示されます)。つまりこの記事の基準である「上限の明記」は満たしていません。一方で、入金スピードは「申込から入金まで最速2時間」、必要書類は「請求書・通帳の2点のみ」、買取金額は「上限なし」、さらに「債権譲渡登記の設定不要」と公式サイトに明記されており、条件面の特徴ははっきりしています。手数料を契約前に確定させたい人はラボルかOLTA、スピードと書類の少なさを優先し見積もりで判断できる人はQuQuMoという整理になります。運営会社は株式会社アクティブサポート(東京都豊島区南池袋2-13-10、資本金1,000万円)で、これは公式サイトで確認しました。

ここが要点

3社とも「下限の数字」だけを見ると近い印象を受けますが、実際に自分がいくらになるかは上限側で考えておくほうが、資金繰り計画としては安全です。

手数料より先に確認すべき「償還請求権」の有無

手数料の数字と同じくらい、あるいはそれ以上に重要なのが「償還請求権」の有無です。償還請求権とは、売掛先が倒産するなどして代金を回収できなかった場合に、ファクタリング会社が利用者に対して返済を求められる権利のことです。

  • 償還請求権なし(ノンリコース):売掛先が回収不能になっても、利用者が代わりに支払う義務は原則ない
  • 償還請求権あり(ウィズリコース):売掛先が回収不能になった場合、利用者が代わりに支払う義務を負う。実質的に借入に近くなる

一般的な事業者向けファクタリングは償還請求権なし(ノンリコース)で提供されることが原則です。金融庁「ファクタリングの利用に関する注意喚起」は、契約書にノンリコースの規定があるかといった形式的な要素だけでなく、経済的側面や実態に照らして貸金業への該当性が判断されるとした上で、償還請求権を有していないことを貸金業に該当しないための判断材料の一つとして挙げています(2026年8月31日、公式ページで確認)。つまりノンリコースであることが前提とされているため、契約書上の記載は業者・契約ごとに異なるとしても、契約前に「償還請求権なし」と契約書に明記されているかを必ず自分の目で確認してください。

こういう業者は避ける

  • 手数料の上限を「個別見積もり」としか説明せず、目安すら出さない業者
  • 「審査なし」「ブラックリストでも必ず通る」と謳う業者(通常の売掛債権の買い取りであれば、売掛先の信用力を見ない審査はそもそも成立しにくい)
  • 契約書を見せる前に着手金や保証金の振り込みを求めてくる業者
  • 会社名・所在地を公式サイトに明記していない業者

これらは、いわゆる「給与ファクタリング」を装った違法な貸付けなど、悪質な業者に共通して見られる特徴です。金融庁「ファクタリングの利用に関する注意喚起」は、給与債権の買い取りは貸金業に該当するとしたうえで、事業者向けファクタリングについても、買取代金が債権額に比べて著しく低い場合や、売主による買い戻しが定められている場合は貸金業に該当するおそれがあるとしています(2026年8月31日、公式ページで確認)。少しでも違和感があれば契約を急がず、他社と比較してください。

実体験:管理部門を統括する立場から見た資金繰りの現場

私の場合

正直に書きます。私自身がファクタリングを利用者として使った経験はありません。前職では執行役員として管理部門を統括する立場にいたため、この記事は「利用者として体験した」視点ではなく、「支払いを実行する側・資金繰りの数字を見る側」として見てきた事実に基づいて書いています。

支払いサイトの長い取引先が1社でも大きな比率を占めると、月末の資金繰りは思った以上に薄い綱の上を歩くようになります。その状態で「今月だけ乗り切ればいい」場面と「構造的に毎月苦しい」場面は見分ける必要があり、後者であれば一時的な資金調達だけでなく資金繰り表の見直しが先に必要になる、というのが管理部門側から見ていた実感です。

次にやること

まず、支払期日までの日数と、必要な金額を紙かスプレッドシートに1行で書き出してください。 その上で、今回の3社のうち上限側の手数料でも支払いに間に合うかを計算し、契約前に「償還請求権なし」の記載を必ず確認してください。それだけで、手数料だけを見て判断するより、資金繰りの見通しが立てやすくなります。

ラボル


※本記事は2026年8〜9月時点の調査に基づく情報整理です。3社の記載内容は各社公式サイトで一次確認済みです(最終確認2026年9月1日)。QuQuMoの手数料は公式サイトに具体的な率の記載がないため、本記事では「非明記」として扱っています。個別の契約判断については、各社公式ページと契約書の内容をご自身でご確認ください。

出典 - 民法466条(債権の譲渡性)(2026年8月31日、条文原文で確認) - 金融庁「ファクタリングの利用に関する注意喚起」https://www.fsa.go.jp/user/factoring.html(2026年8月31日確認) - 株式会社ラボル 公式サイト(手数料・最短入金時間・最低利用額) https://labol.co.jp/(2026年8月31日確認) - 株式会社ラボル 会社概要 https://labol.co.jp/corp/(2026年8月31日確認) - OLTA株式会社 会社概要 https://corp.olta.co.jp/(2026年8月31日確認) - OLTAクラウドファクタリング 公式サイト(手数料・入金スピード・利用金額の上下限) https://www.olta.co.jp/lp/factoring/202104/a/(2026年8月31日確認) - 株式会社セレス プレスリリース「ラボルが総額約32億円の資金調達を実施」2025年9月18日 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000247.000021504.html(2026年8月31日確認) - QuQuMo Online 公式サイト(手数料下限・最短入金時間・上限金額) https://ququmo.com/(2026年8月31日確認)

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執行役員として、会社の管理部門を統括していました

執行役員として6年、会社の管理部門を統括する立場にいました。資金繰りの意思決定を経営の側から見てきた経験をもとに書いています。このサイトで紹介するのは手数料の上限を公式に明記している業者だけです。「審査なし」「誰でも通る」を売りにする業者は、載せません。

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